禅リトリートの計画。
コンセプトは、
・大きな木の下の空間をつくる。
開かれた、包容力ある、人々が集まる、「大きな木の下の空間」
・空気で間仕切る。
「大きな木の下」の空間の中に、プライベートな空間をもちつつ、一体空間をつくる。
プライベート「私」とパブリック「共」の距離感をもたせつつ、ゆるやかにつながる空間をつくるために、プランに切り込みを入れ、空気で間仕切り、空間を分割しつつ、一体感をつくりだす。
・「記憶をつづる、ためる、出会える」場所
「記憶」という部分をクローズアップし、開かれた、禅と並列の「記憶をつづる、ためる、出会える」場所という役割を付加できないか。宗教的な、信仰的な、儀礼的な意味合いでの「記憶」の場所を、もう少し日常の場所へ開いていくことができないか。来訪者が、個人もしくは家族単位で、1冊、つづっていく。内容は自由、思ったこと、記録、悩み、誓い、お願い、夢、目標、etc・・・。文章や絵、写真、その他自由につづっていく。つづりの冊子は、共スペースに貯めていく。冊子は、公開(だれでも見られる)、限定公開(承諾を経て見る、公開期限をつくる等々)。つづっていく際の交流、人を知る交流、自分の過去に出会える交流、人の過去に出会える交流が、ここにくれば可能で、開かれた交流の場となり、地域や人の歴史をつくっていく場となる。失われがちな、地域やつながりの記憶の場所として、拠り所になる場所として、永く存在し続け、「共」的スペースでもあるこの場所に、人々が気軽に訪れ、出会える場所をつくる、という新たな役割を付加する。



